【賛否両論】ドルコスト平均法が気休めにしかならない理由
投資を始めたいと思ってるけど、資金を一度に全部投資するのは怖い・・・。ドルコスト平均法っていうのが良いって聞いたけど本当かな?

そんな疑問にお答えします。

 

投資を始める時、持っている資金を一括投資すべきか、毎月分割して投資すべきかで悩んだり不安になったりしますよね。

一括投資した後に相場が下落して、せっかく今まで貯蓄してきた資産が一気に減ってしまうことを考えると、投資を始めるのが怖くなってしまいますね。

 

そんな悩みに対する一般的な回答として、ドルコスト平均法という投資手法が挙げられています。

ドルコスト平均法には確かにリスクを下げる効果はあり、様々な投資本などでも紹介されている手法ではありますが、一括投資と比べて必ず有利というわけではありません。

「難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!」などの著書を出されている経済評論家の山崎元氏は、「ドルコスト平均法は気休めだ」と表現していますが、僕もこの意見に賛同します。

ぱんだくん
気休めってどういうこと?

なしば
それを今回解説してきます。

当記事では、ドルコスト平均法が気休めに過ぎない理由を解説していきます。

注意ポイント

当記事では、ドルコスト平均法が気休め過ぎない理由を解説しますが、気休めによって安心感を得られたり、一括投資後の相場下落による後悔を抑制する効果があるのも事実です。
投資判断は自己責任でお願いします。当記事の情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。
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ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法とは、毎月一定の金額を同じ投資対象に投資し続けるという投資手法です。

投資対象の価格に関係なく一定額を購入するので、価格が安い時は多く、高い時は少なく買うことになるので、平均購入単価を下げる効果が期待されます。

 

例えば、資金1,200万円から投資をスタートするとして、1,200万円を毎月100万円ずつ分散して投資をしていくというようなイメージです。

一括投資した場合、翌月に相場が下落してしまうと元手の1,200万円は大きく目減りしてしまいます。

一方で、ドルコスト平均法で投資を始めた場合、最初の100万円だけが下がり、残りの期間は相場が下落したことによって下がった価格で購入することができ、その後に相場が上昇すれば、一括投資をした場合よりも良い運用成績をあげることができます。

ドルコスト平均法のメリット・デメリット

ドルコスト平均法が気休めにしかならない理由を説明する前にメリット・デメリットをそれぞれ解説したいと思います。

メリット①:購入単価の平均を下げる効果がある

これは先ほども解説した通り、ドルコスト平均法は、投資対象の価格に関係なく一定額を購入するので、価格が安い時は多く、高い時は少なく買うことになるので、平均購入単価を下げる効果が期待されます。

平均購入単価が下がるので、価格が高い時にたくさん購入して損をするリスクを軽減することができます。

メリット②:余計な感情に流されなくて済む

相場の動向や投資対象の価格推移に左右されず、一度決めた金額で毎月ひたすら投資をするだけなので、相場の動向に一喜一憂する必要もありませんし、余計な感情に流されて不合理な投資判断をしてしまうことを防ぐことができます。

 

大抵の人は、自分の持っている資産の価格がどんどん下がっていたら、減っていく資産を見るのも嫌になるし、資産を売却して投資自体をやめたくなってしまうかと思います。

その逆も然りで、上がっているときは毎日価格をチェックして、資金に余裕があれば追加投資をしたくなります。

ぱんだくん
毎日右肩下がりのグラフを見てたら投資を続ける自信はないかも・・・。

ですが、本来は価格が安い時ほどたくさん買うべきですし、高くなったら売るのが投資の大原則です。

そういった意味で、ドルコスト平均法は余計な感情で投資判断を誤ることを防ぐ効果があると言えます。

デメリット①:休眠資金が出来てしまう

毎月決まった金額を購入するということは、手元に余剰資金が残っている場合でも投資には回さず寝かせておくことになります。

寝かせておくということは、投資すれば得られるはずだった運用益を得ることができないという機会損失を生むことになります。

投資をするのが早ければ早いほど複利効果で資産を多く増やすことができるため、休眠資金が多く残っている状態はあまり望ましい状態とは言えないでしょう。

デメリット②:購入手数料がかさむ

ドルコスト平均法は一括投資に比べて購入回数が多くなるため、購入手数料が多くかかってしまいます。

もっとも、最近のインデックスファンドは購入手数料が0円のものが多いため、購入回数で手数料に差が出ることはありませんので、購入手数料がかかる投資対象をドルコスト平均法で買う場合は注意しましょう。

ドルコスト平均法が気休めにしかならない理由

ここまででドルコスト平均法について解説しましたので、なぜドルコスト平均法が気休めにしかならないのかを解説します。

ドルコスト平均法は相場が下落する方に掛けている

ドルコスト平均法は投資対象の価格が下がるほど安くたくさん購入できます。

先ほど、資金1,200万円から投資をスタートするとして、1,200万円を毎月100万円ずつ分散して投資する場合、翌月に価格が下がれば1,200万円を一括投資するよりも良い運用成績をあげられるという話をしました。

ですが、裏を返せば、投資を始めてから価格が上がり続けた場合は、安い時に一括投資していたほうが運用成績は良くなるということになります。

つまり、ドルコスト平均法は自分が投資を始めてから相場が下がることを期待する投資法ということになります。

相場がこれから上がるのか、下がるのかを予測するのはプロでも難しいことなのに、投資を始めたばかりの初心者が予想を的中させるのは難しいでしょう。

ドルコスト平均法を採用するということは、市場のタイミングをうまく捉えたいというタイミング投資の世界に足を踏み入れていることになります。

分散投資が終わった後は結局暴落リスクを負う

ドルコスト平均法で資金を分割して投資しているうちに相場の暴落が起これば、一括投資を行っている場合よりも損失を抑えることができ、暴落後は安く投資対象を購入することができます。

ですが、分割して投資を行っているうちに相場の暴落が起こらなければ、結局その時点から一括投資と同じ暴落のリスクを負うことになります。

休眠資金ができてしまう

ドルコスト平均法で投資を始める場合、分散する期間が長いほど、手元に寝かせたままの休眠資金ができてしまい、一括投資をした場合と比べて相場上昇の恩恵を受ける機会を逃してしまう可能性が高まります。

そもそも相場が下がり続けることを期待して投資を始める人はいないはずです。

相場は長期的に考えれば上がり続けるものと考えて、早めに資金を投入して、なるべく長くお金に働いてもらう方が効率の良い運用方法と言えます。

一括投資が怖い場合はドルコスト平均法もあり

ここまでドルコスト平均法が気休めにしかならないという話をしてきましたが、その気休めに救われることがあるのも事実です。

一括投資を行った直後に実際に暴落が起こってしまった場合、

自分の投資判断は合理的だった。長期的に見れば相場は上がり続ける。

と頭ではわかっていても、資産が一気に減ってしまうプレッシャーに耐え切れずに市場から脱落してしまう心理が働いてしまうのは想像できます。

なしば
僕も実際にその状況に遭遇したら冷静に対応できるかわかりません。

そんな時にドルコスト平均法で分散投資を行っていれば、損失を少なくすることができ、心理的なダメージも一括投資を行った場合よりも少なくすることができます。

僕たちインデックス投資家の最も重要な仕事は、途中で脱落せずに市場に残り続けることです。

暴落が起こった時に冷静に判断するための助けになるのであれば、ドルコスト平均法を採用する価値は十分にあると言えます。

 

長期的に見れば市場は上がり続けており、投資を途中で辞めなければ、かなりの確率で資産を増やすことができます。

生活防衛資金をしっかりと確保して、暴落時にも通常通り生活を行えるように備えつつ、自分が精神的にも耐えられるような投資手法を選択するようにしましょう。

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