そんな疑問にお答えします。
サイドFIREを目指すなら、投資で資産形成を行うことはほぼ必須の条件です。
投資っていろんな手法があるし、投資信託だけでも無数の商品があるので、何を選べば良いのかわからなくて結局挫折してしまうことってありますよね。
でも、投資信託は様々な投資対象の中でもサイドFIREとの相性が抜群なんです。
そこで当記事では、サイドFIREに投資信託がオススメな理由とオススメの投資信託を紹介します!
あなたが投資を始めるための第一歩を踏み出す一助になれば幸いです。
注意ポイント
目次
投資信託とは
投資信託とは、証券会社にお金を預けて自分の代わりに運用してもらう金融商品です。
預かったお金をプロが世界中の株や債券から選んで運用を行うため、わかりやすく言うと「株や債券の詰め合わせ」です。
サイドFIREを目指すなら投資信託がオススメな理由
サイドFIREを目指すのに投資信託がオススメの理由は次の通りです。
- 手間がかからない
- 世界中の株や債券に分散投資できる
- 小額から始められる
- 複利の恩恵を受けやすい
- NISA等の税制優遇制度を活用できる
一つずつ解説していきます。
手間がかからない
投資信託の最大のメリットは、なんといっても手間がかからないことです。
投資信託は積み立てて寝かせておくだけで、あとはプロに運用してもらうのが基本なので、株やFXを自分で運用するのに比べて手間がほどんとかかりません。
最初に積み立てる投資信託を選んで投資額を設定しておけば、あとは毎月自動で積み立て購入をしてくれます。
毎月証券口座を確認する必要すらないので、ほったらかしで投資をすることができます。
そのためにはある程度副業に力を入れていく必要があります。
もし時間や手間がかかる投資方法を選んでしまうと、そちらに時間が取られてしまい、副業に取り組む時間を確保できなくなる可能性があります。
その点、基本ほったらかしで良い投資信託なら、副業に取り組む時間と余裕が生まれるのでサイドFIREとの相性は抜群なのです。
世界中の株や債券に分散投資できる
『卵は一つのカゴに盛るな』という格言があります。
同じカゴに卵をのせると、カゴをひっくり返した場合の被害が大きくなる。
複数のカゴに分散させれば一つのカゴをひっくり返しても被害が少ないという事を表しています。
投資も同じで、1つの会社の株に集中投資するとその会社がダメになった時の損失は大きくなります。
複数の会社に分散して投資をしておけば、一社がダメになったとしても全額を失うことはないので、リスクを抑えることができます。
先ほども説明した通り、投資信託は「株や債券の詰め合わせ」です。
投資信託を購入するだけで、特定の国や地域、全世界全体に対して投資することができるので、それだけで分散投資が可能になります。
小額から始められる
投資信託はネット証券であれば、最低100円という少額からでも購入することが可能です。
個別株の場合は、最低100株、金額にすると10万円くらいが最小単位になります。
先ほどリスクを抑えるためには分散投資が重要という話をしました。
1銘柄ならともかく、複数銘柄に分散投資をしようとすると多額の資金が必要になってしまいます。
投資信託なら100円からでも投資が可能なので、誰でも気軽に少額から始めることが出来ます。
複利の恩恵を受けやすい
投資信託には分配金という、いわゆる利息を再投資する仕組みがあるので、再投資の効率性が高く、複利の恩恵を受けやすくなっています。
・1年目:元本100万円に対して5%の利息が発生してプラス5万円
・2年目:105万円に対して5%の利息が発生してプラス5万2500円
・3年目:110万2500円に対して5%の利息が発生してプラス5万5125円
このように雪だるま式にお金が増えていくのが複利効果です。
株式でも同じことが言えますが、分配金で再度株を購入するたびに、都度購入手数料がかかってしまいます。
一方で投資信託は、再投資の場合は購入手数料がかからないので目減りしません。
これが投資信託の複利効果が高い理由です。
NISA等の税制優遇制度を活用できる
NISAという制度を利用することが出来るのも魅力の1つです。
NISAとは、日本語にすると少額投資非課税制度で、NISA口座で株式や投資信託を運用して出た利益が全額非課税になる制度です。
この制度を活用することで、本来投資信託を運用して得られた利益にかかる税金(20.315%)を非課税で運用することができます。
NISAについて詳しい解説は下記の記事を参考にしてください。
また、確定拠出年金という、所得控除を受けながら非課税で投資が出来る制度もあります。
確定拠出年金には、原則60歳まで引き出せないので資産が拘束されてしまうというデメリットがあります。
そのため、引き出せるようになるまではサイドFIRE後の取り崩し対象にはできません。
でも、60歳になるまでにすべての資産を取り崩す予定の人はいないはずなので、デメリットよりメリットの方が大きい制度であることは間違いありません。
確定拠出年金について詳しい解説は下記の記事を参考にしてください。
インデックスファンドとオススメの投資信託
投資信託のメリットをお伝えしたので、ここからはオススメの投資信託を紹介します。
インデックスファンド
ここでおすすめするのはインデックスファンドという、インデックス連動型の商品です。
インデックスファンドは運用コストが安く、長期で運用すれば平均リターンも概ねプラスが期待できる商品です。
インデックスファンドについての詳しい解説は下記の記事を参考にしてください。
ですが、運用コストが高く、長期的にインデックス投資に勝ち続けることが難しいことが過去のデータで証明されています。
よほど自分の選球眼に自信を持てる人以外は、インデックスファンドを選んでおいた方が無難と言えます。
おすすめの投資信託
前置きが長くなりましたが、おすすめの投資信託を紹介します。
おすすめの投資信託は下記の2つです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
おすすめの投資信託はアメリカの「S&P500」という『アメリカを代表する500社を選出した指数』に連動するインデックスファンドを購入することです。
S&P500はFIREの戦略となっている4パーセントルールの研究で用いられた投資先であり、過去のデータが成功する根拠として存在しています。
そのため、S&P500に連動したインデックスファンドに投資をするのが基本的な戦略になります。
S&P500に投資をするだけでは、アメリカというカゴにすべての卵を載せている状態になるので、完全に分散が効いているとはいい難い状況になります。
そのため、GAFAMを中心としたアメリカ企業に投資をしつつも、日本も含めた世界中の企業にも分散投資を行える全世界株式、通称オルカンがおすすめです。
S&P500、全世界に投資できるインデックスファンドは他にもありますが、今回紹介している「eMAXIS Slim」シリーズは信託報酬、実質コスト共に十分に安いため、おすすめとして紹介しています。
とはいえ、他のインデックスファンドが気になる人もいると思います。
そんな人は、インデックス投資のベストセラー本、「お金は寝かせて増やしなさい」の著者である水瀬ケンイチさんが運営している投資ブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」で定期的に各株式、債券クラスの比較を行ってくれているので、こちらを参考にすると良いでしょう。
おすすめの証券会社
今回紹介した投資信託は銀行や郵便局、野村證券などのリアル店舗がある大手証券、ネット証券など様々な場所で取り扱われていま。
その中でも、インデックス投資に最適なのはネット証券会社です。
ネット証券会社にも様々な会社がありますが、基本的には下記のどちらかから選べば問題ありません。
楽天証券かSBI証券のどちらを選んでもほとんど差はないので、楽天経済圏の人は楽天証券、最大手が良い人はSBI証券のように決めてしまっても問題ありません。
まとめ
サイドFIREを目指すなら、リタイア後の収入源となる副業を育てるのが重要です。
そのため、ほったらかしで運用できるインデックスファンドは、投資に割く時間を最小限に出来るので相性が良いです。
今回紹介した投資信託は信託報酬、実質コスト共に十分に安いのでおすすめですが、他人の意見を鵜呑みにしてそのままおすすめされた商品を買ってしまうのは非常に危険です。
僕の意見も参考程度に聞いていただき、水瀬さんのような比較をしているサイトも参考にしながら、最後は自分自身の判断で最適な投資信託を選択するようにしてください。