そんな疑問にお答えします。
固定費の見直しは終わったけど、思ったよりもお金が貯まらないという方は多いのではないでしょうか。
その原因のひとつとして考えられるのが「ラテマネー」です。
当記事では、ラテマネーを節約したときの効果や代表的なラテマネーとその対策について解説したいと思います。
目次
ラテマネーとは
ラテマネーとは、普段意識することなく使っている小さな支出を表します。
アメリカで人気の資産アドバイザーであるデヴィット・バック氏が考案した言葉です。
ラテマネーは1回あたりの金額は小さくても、積み重なると大金になっていきます。
また、単純に節約して終わりにするのではなく、節約した金額を積み立て投資で運用することで、数十年後には何千万円という金額になります。
出典:楽天証券積立かんたんシミュレーション(https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/saving/simulation/)
上記は毎日カフェで300円のコーヒーを買っていた人が代わりに毎月積み立てて4%で資産運用した場合のシミュレーションです。
毎月の積立金額は9,000円なので、40年後の資産額は約1千万円(元本:432万円、運用益:約631万円)になります。
コーヒー代を節約して投資に回すだけでもかなりの大金になるので、ラテマネーを節約することでいかに多くの資産を構築することができるかがわかるかと思います。
代表的なラテマネーと対策
言葉の通り、代表的なものは毎日なんとなく飲んでいるコーヒー代ですが、ラテマネーはコーヒーに限った話ではありません。
代表的なラテマネーには次のようなものがあります。
- コーヒー代
- コンビニや自販機での買い物代
- ATMの利用手数料
- 飲み会代
- 定期購読している雑誌やマンガの購読料
これらの代表的なラテマネーについて、解説と対策方法を紹介します。
①コーヒー代
コーヒー1杯の値段はどこで買うかにもよりますが、コンビニの場合は100円程度、ドトールやスタバなどのカフェで買った場合は300円程度かと思います。
それぞれ年額に換算すると次のようになります。
カフェ:300円×365日=109,500円
コーヒー代を節約する方法としては、自宅で飲む場合は自分で豆を挽いて淹れることが一番の節約になります。
また、会社で飲みたい場合は、マイボトルを用意して自宅から持っていくと良いでしょう。
コーヒーの作り方にもよりますが、カフェやコンビニで買うのと味の遜色もなく、1杯あたり80円以上の節約に繋がります。
②コンビニや自販機での買い物代
コンビニや自販機はいつでも利用出来て便利な分、つい無駄遣いをしてしまいがちです。
手軽に利用できるのはメリットですが、スーパーやドラッグストアで購入するよりも割高な場合がほとんどなので、気にせずに色々買っているといつのまにか支出が大きくなってしまいます。
対策としては、コンビニや自販機を利用できる条件を限定することが有効です。
例えば、「コンビニに行くのは半額や無料のクーポンがある時だけ」、「自販機はキャッシュレス決済をしたらキャッシュバックがある時だけ」というように、自分の中で条件を設定しましょう。
余計な支出を抑えられるメリットもありますし、条件さえ満たしていれば我慢する必要はなく、絶対に利用してはいけないわけではないので、時々ガス抜きをすることで継続しやすくなります。
③ATMの利用手数料
コンビニなどに設置されているATMは便利ですが、お金をおろすときに手数料がかかってしまう場合があります。
冷静に考えてみると、自分のお金を引き出すのに毎回少額とはいえ手数料を支払うのって非常に馬鹿らしいと思いませんか?
対策としては、お金をおろすときはまとめて1ヶ月分おろすようにすると良いでしょう。
お金をおろす前に1ヶ月の予算を決めておき、おろしたお金だけで生活できるように支出をコントロールしましょう。
また、手数料のかからない銀行のATMを利用したり、楽天銀行などの決められた回数内であればコンビニATM手数料がからかない銀行口座を利用するなど、余計な手数料は払わないように心がけましょう。
④飲み会代
そんなに乗り気ではないけど、いつも呼ばれているからとりあえず参加しているという飲み会もあるのでしょうか。
もちろん飲み会に参加することで得られる体験やつながりというのはあるのは否定しません。
ですが、前向きではない飲み会に参加しても後悔や時間を無駄にしたという後悔が残ることも多いのも事実かと思います。
1回の飲み会代が5,000円だとすると、毎週1回行けば1ヶ月で20,000円、年間で24万円もの支出になります。
断りづらい雰囲気もあるかとは思いますが、新型コロナウィルスの影響で対面の飲み会は多少断りやすくなっているので、得られるものがなさそうな飲み会は極力参加しないようにうまく立ち回りましょう。
⑤定期購読している雑誌やマンガの購読料
昔読んでいた雑誌や漫画を今も惰性で読み続けているということはありませんか?
雑誌や漫画の多くは、一度読んでしまえば当分の間は読み返さないという場合がほとんどかと思います。
雑誌は楽天マガジンなどの雑誌読み放題サービスを利用する、どうしても読みたい漫画はネットカフェなどで一気読みするなど、なるべく支払いを1つにまとめることで1冊あたりにかかる金額を削減することができます。
ラテマネーの節約はストレスが貯まらない範囲で
今回は代表的なラテマネーとその対策について紹介しました。
ラテマネーの削減は、携帯電話料金などの固定費の削減とは異なり、多少なりとも我慢や労力をかける必要があるため、頑張りすぎるとストレスが溜まってしまう可能性があります。
他の記事でも解説している通り、支出の削減に最も効果があるのは固定費です。
まずは固定の削減に取り組み、ラテマネーの節約は自分にとって必要ではない、削減してもストレスにならない範囲内で取り組むことをおすすめします。