そんな疑問にお答えします。
アメリカの投資家・実業家である、ロバート・キヨサキ氏著の「金持ち父さん 貧乏父さん」には次のような言葉が書かれています。
お金持ちは資産を増やすことでどんどんお金を増やしていきます。
一方で、なかなかお金が増えない人は資産だと思って手に入れたものが実は負債になっていてなかなかお金を増やすことができません。
お金持ちになるために収入を増やすことはもちろん大切なことです。
ですが、それよりも大切なのは、資産と負債の違いを理解し、資産を増やして負債を抱え込まないことです。
当記事では、お金持ち体質になるために知っておくべき資産と負債の違いを解説していきます。
資産と負債の違い
先ほども紹介した「金持ち父さん 貧乏父さん」では、資産と負債について次のように説明されています。
- 資産:あなたのポケットにお金を入れてくれるもの
- 負債:あなたのポケットからお金を取っていくもの
それぞれ具体的に説明してきます。
資産:あなたのポケットにお金を入れてくれるもの
資産とは、持っているだけで新たに資産を生み出してくれるものです。
具体的には次のようなものが資産として考えられます。
- 株式
- 債権
- 投資信託
- 不動産
- 著作権・特許権などの権利
- 会社
- ブログ、SNS、Youtubeなどのネット資産
株式や債券、投資信託は保有している資産に応じた配当金や利子が入ってきますし、不動産は人に貸し出すことで家賃収入を得ることができます。
ここまではわかりやすいですが、他にも著作権を持っていれば著作物が使用されるたびにお金が入ってきますし、自分の会社を所有している人は、自分の代わりに従業員の人たちが頑張って働いてくれることでお金を得ることができるので、資産として考えることができます。
他にもブログやSNS、Youtubeなどで収入を得られている人は、それも資産として考えることができます。
負債:あなたのポケットからお金を取っていくもの
負債とは、持っているだけでお金がかかってしまい、資産を奪っていくものです。
具体的には次のようなものが負債として考えられます。
- マイホーム
- 自家用車
- 保険
- 借金
意外に思われるかもしれませんが、マイホームは資産と負債という観点で見ると負債として考えられることが多いです。
マイホームは住宅ローンや固定資産税、修繕費、団信(団体信用生命保険)など支出がかかってしまうので、ポケットからお金を取っていくものと考えられます。
自家用車もガソリン代や自動車税、駐車場代、車検、メンテナンス代など支出がかかるので、負債として考えられます。
保険は個人年金保険など資産形成目的のものもありますが、毎月保険料としてお金が出て行ってしまうのでやはり負債として考えられます。
借金は言わずもがなですね。
このように所有している、契約しているだけでお金がかかってしまうものが負債として挙げられます。
まずは負債を減らそう
負債がある状態とは、いわば底に穴が開いたバスタブにお湯を入れているような状態であり、せっかくお湯を入れても穴から漏れ出てしまいます。
バスタブの穴=負債
お湯=お金
このバスタブの穴を小さくして漏れ出ていくお湯の量を減らすことが、資産を増やすことの第一歩になります。
負債が減ったら資産を増やそう
負債を減らしたら資産を増やすことを考えましょう。
資産はバスタブの例でいうとお湯が出てくる水道のイメージですね。
水道から出てくるお湯の量が多いほど、バスタブにお湯が貯まる量が早くなります。
資産にも様々種類があるのは上で紹介した通りなので、自分にあった資産を保有できるように頑張りましょう。
会社を興したり著作物を作ったりするのはセンスがある人でないと難しいですが、株や投資信託、不動産投資などのメジャーどころは、勉強すれば現状資産がほとんどない人でも資産を作っていくことができます。
インデックス投資法については別の記事でわかりやすく紹介しているので、興味が沸いた人は是非こちらも見てください!
まとめ
以上、資産と負債の違いについての解説でした。
ポイントを箇条書きでまとめます。
- 資産はあなたのポケットにお金を入れてくれるもの
- 負債はあなたのポケットからお金を取っていくもの
- まずは負債を減らす
- 負債を減らせたら資産を増やす
- 資産を増やすには株や投資信託、不動産など勉強すれば誰でもできるものがおすすめ
資産と負債の違いをしっかりと理解し、お金持ち体質になれるようにしましょう!