【デメリットほぼなし】ジュニアNISA廃止のメリットとは
ジュニアNISAが廃止になって使いやすくなるって聞いたけどどういうメリットがあるの?

そんな疑問にお答えします。

 

2020年度税制改正で、ジュニアNISAが廃止されることが決まりました。

ジュニアNISAには子供が18歳になるまで引き出しができないという強い制限があり、それが原因であまり利用者がいないことから廃止が決定されました。

ところが、廃止が決まったことにより上記の制限も廃止されることになって、使い勝手が格段に良くなりました。

なしば
僕も子供がいるので、廃止が決まってからジュニアNISAに申し込みました。

 

そこで当記事では、ジュニアNISAの廃止が決まったことによってどのようなメリットがあるのかをわかりやすく解説していきます。

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ジュニアNISA廃止のメリットとは?

ジュニアNISAは、基本的には大学進学の学費を準備するために資産運用を行うことを想定した制度なので、子供が18歳になるまで運用した金額を引き出せないという強烈な制限がありました。

※さかのぼって運用益に課税を受けることで18歳を待たずに解約する事自体は可能

その使い勝手の悪さから一般NISAやつみたてNISAに比べて人気がなく、2020年度税制改正で2023年で制度の廃止が決定しました。

ところが、この廃止の決定により、ジュニアNISAに次のようなルールが追加されることになりました。

  • 従来の18歳までの引き出し制限が撤廃され、2024年以降は子供が18歳未満になる前でも引き出せるようになる
  • 2023年までの投資分は18歳になるまで非課税で保有することができる

18歳までの引き出し制限が撤廃されて2024年以降はいつでも引き出すことが可能になり、引き出さなければ18歳まで非課税で保有することができるようになります。

この変更によって、2023年までの期間限定ではありますが、一般NISAと同様の感覚で非課税投資を行えるようになります。

ジュニアNISAは、お子さん1人あたり年間80万円の非課税投資を行うことができるため、2020年から開始したとすれば、2023年までの4年間で最大320万円の非課税投資を行うことができます。

お子さんが2人の場合はその倍で640万円まで非課税投資を行うことができますね。

両親名義の一般NISAやつみたてNISAの口座と組み合わせて活用することで、より多くの資産を非課税で運用することができます。

お子さんの将来の学費準備にはもちろんのこと、一般NISAやつみたてNISAをしても投資資金に余裕がある場合は是非有効活用しましょう。

そもそもジュニアNISAとは?

ジュニアNISAは、一般NISAやつみたてNISAの口座を開設できない20歳未満の未成年の名義で開設できる少額投資非課税制度です。

通常の口座で株式や投資信託を運用して発生した利益には20.315%の税金がかかります。

例えば、80万円分の投資信託を購入し、1年後にその投資信託の価格が100万円に値上がりした場合、利益の20万に対して20.315%の税金がかかり、最終的な儲けは159,370円になります。

でも、ジュニアNISAの口座で運用して発生した利益は、一般NISAと同じく5年目までは非課税となるため、先程の例でいうと80万円から100万円に値上がりした20万が丸々利益になります。

これがもし運用益が200万円だったら、40万円くらい儲けに差が出るわけなので、非常にお得なことがわかると思います。

一般NISAの年間投資額の上限は120万円(つみたてNISAの場合は40万円)なので、夫婦でそれぞれNISAの口座を開設した場合の非課税投資枠は240万円が上限になりますが、ジュニアNISAを利用すれば子供1人あたり年間80万円の非課税投資枠を追加で使えることになります。

ジュニアNISAの口座ではどんな投資をすれば良い?

最後にジュニアNISAのおすすめの運用方法を紹介します。

ジュニアNISAは、2023年度で廃止されてからは自由に引き出しできるようになるとは言え、もともとは長期運用を前提とした制度です。

そのため、長期投資に向いているインデックス投資と相性が良いのでおすすめです。

インデックス投資は、インデックスファンドという日経平均やS&P500などの指標に合わせて運用する商品が機械的に選択される投資信託を購入し、ひたすら保有し続けるというシンプルな投資方法です。

インデックス投資については下記の記事で分かりやすく説明しているので、そちらも参考にしてみてください。

まとめ

ジュニアNISAは子供名義で口座を作ることになるため、お子さんが小さいうちから投資に興味を持たせてファイナンシャルリテラシーを身に着けさせる良い機会にもなります。

正月に親戚からもらったお年玉をただ郵貯口座に貯めておくのも良いですが、せっかくなのでジュニアNISA口座でお子さんに投資教育を行いながら運用し、将来必要になったときに渡してあげるというのはいかがでしょうか。

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