そんな疑問にお答えします。
節約方法のおすすめとして必ずといって良いほど挙げられるのが、格安SIMへの乗り換えです。
格安SIMへの乗り換えって、MNPだのSIMだの、あまり聞かない単語がたくさん登場するので、なんとなくハードルが高く感じてしまいますよね。
でも、意を決してauから楽天モバイルに乗り換えてみたところ、思ったよりも簡単でなんだか拍子抜けしてしまいました。
手順を知らないと難しくて自分にもできるか不安になってしまいますが、知ってしまえばなんてことない簡単な作業で乗り換えることができます。
そこで当記事では、実際にauから楽天モバイルに乗り換えた僕が、格安SIMへの乗り換え手順について解説したいと思います。
あなたが節約生活を送るための第一歩を踏み出す一助になれば幸いです。
格安SIMに乗り換える時に必要な物
格安SIMの乗り換え手順を説明する前に、乗り換えに必要な物を解説します。
乗り換えには次の物が必要になります。
- 乗り換え後に使うスマホ
- MNP予約番号
- 乗り換え先のSIMカード
- SIMピン
- 本人確認書類
それぞれ解説していきます。
①乗り換え後に使うスマホ
当たり前ですが、格安SIMを使うためのスマホが必要になります。
スマホは自分がこれまで使っていたものでも良いですし、新しく購入してもOKです。
ただし、これまで使っていたスマホを継続して使用する場合は、SIMロックの解除という作業が必要になる場合があります。
通常、大手キャリアのスマホにはSIMロックという制限がかかっており、他社の通信回線を使うことができなくなっています。
乗り換え先の通信回線が乗り換え元と異なっている場合はこの制限の解除が必要になるので注意しましょう。
注意ポイント
また、スマホの機種によっては、乗り換え先の格安SIMに対応していない場合があります。
自分が使おうとしているスマホが対応しているかどうかを乗り換え先の会社のホームページ等で確認しておきましょう。
②MNP予約番号
MNPとは、別の会社に乗り換えた時に現在使用している電話番号をそのまま使えるようにするサービスです。
その手続きに使用するのがMNP予約番号で、乗り換え元の携帯電話会社に発行してもらう必要があります。
MNP予約番号の発行方法については、後ほど手順のところで説明します。
③乗り換え先のSIMカード
乗り換え先の格安SIMカードを用意します。
こちらも入手方法は手順のところで説明します。
④SIMピン
スマホに差してSIMカードを取り出すためのSIMピンを用意します。
基本的にはスマホの箱に入っているはずですが、万が一無くしたりして見つからない場合はペーパークリップなどでも代用することができます。
⑤本人確認書類
乗り換え先の格安SIM会社と契約する際に、本人確認をするための書類が必要になります。
運転免許証やマイナンバーカードがあれば問題ありませんが、どちらも持っていない場合は利用可能な書類を乗り換え先のページで確認しておきましょう。
⑥クレジットカード
格安SIMでの一般的な支払い方法は、クレジットカードです。
なぜなら、格安SIMを取り扱う会社の多くは、オンライン上でのやり取りがメインで店舗を持ちません。
「社会的信用がある」とみなされるクレジットカードによる手続きのほうが、スムーズに進みやすくなるためです。
口座振替ができる会社もありますが、クレジットカードを用意しておいた方が確実です。
格安SIMへの乗り換え手順
それでは、ここからは具体的な格安SIMへの乗り換え手順を解説していきます。
- MNP予約番号の申し込み
- 乗り換え先の格安SIM会社と契約する
- 乗り換え先のSIMカードを受け取る
- SIMカードをスマホに挿入する
- MNP開通手続きを行う
- 初期設定を行う
一つずつ解説していきます。
①MNP予約番号の申し込み
今お使いの電話番号を引き継いで使用したい場合、乗り換え先の格安SIM会社と契約する際にMNP予約番号が必要になります。
そのため、先に乗り換え元の会社にMNP予約番号の申請を行いましょう。
店頭に行かなくても、電話やネット上で手続きを完結することができます。
電話でMNP予約番号を取得する際の連絡先
電話番号 | 受付時間 | |
docomo | 0120-800-000 | 9:00~20:00 |
au | 0077-75470 | 9:00~20:00 |
ソフトバンク | 0800-100-5533 | 9:00~20:00 |
WebでMNP予約番号を取得する際の手順
手順 | 受付時間 | |
docomo | 契約内容・手続き → ドコモオンライン手続き | 24時間対応 |
au | auお客さまサポート → 申し込む/変更する | 24時間対応 |
ソフトバンク | My SoftBank → 各種変更手続き | 24時間対応 |
注意ポイント
MNP予約番号の取得手続きは、格安SIMに申し込む直前に行いましょう。
②乗り換え先の格安SIM会社と契約する
MNP予約番号を用意出来たら、乗り換え先の格安SIM会社に申し込みの手続きをしましょう。
格安SIMの会社はWebページから手続きを行える場合がほとんどなので、店頭に行かなくても申し込みが可能です。
契約手続きには本人確認書類と支払いに使用するクレジットカードが必要になるので、事前に用意しておきましょう。
また、契約するのと同時にスマホを契約先の会社で契約して、スマホごと乗り換えてしまうという方法もあります。
スマホとSIMの両方同時に申し込むことで割引が適用されたりするキャンペーンをやっている場合もあるので、この機会にスマホも取り換えようと考えている人は一緒に申し込んでしまいましょう。
③乗り換え先のSIMカードを受け取る
申し込みの手続き完了から数日程度で、乗り換え先から格安SIMのSIMカードが送られてくるので受け取りましょう。
④SIMカードをスマホに挿入する
スマホにSIMピンやペーパークリップを挿して、SIMトレイをオープンしましょう。
SIMピンを挿す時は、スマホを傷つけないように注意してください。
SIMトレイが開いたら、SIMカードをトレイに載せてスマホに戻して挿入完了です。
⑤MNP開通手続きを行う
SIMカードの設定が終わったら、MNPの開通手続きを行いましょう。
MNP開通手続きを行うことで、今まで契約していた携帯電話会社から、新しく契約した携帯電話会社へ回線が切り替わります。
MNP開通手続きは、格安SIM会社のWebサイトや電話で行います。
詳しい手順は乗り換え先の会社のホームページやSIMに同封されているスタートガイドで確認してください。
なお、回線が切り替わると前の携帯電話会社は自動的に解約されるので、MNPの場合では解約手続きは不要です。
僕の場合は「プレミアムモバイルクラブ」という一度も利用することがなかった謎のサービスを契約したことになっており、回線が切り替え後も勝手に解約されることはないので、自分で解約する必要がある場合があることに注意が必要です。
⑥初期設定を行う
最後にスマホの初期設定を行いましょう。
スマホをインターネットに接続するためには、APN設定が必要です。
APNとはアクセスポイントのことで、スマホにインターネットの接続先を認識させるための設定です。
乗り換え先の会社でスマホをセット購入した場合は、APN設定が済んだ状態で届く場合が多いですが、それ以外の場合は自分で設定を行う必要があります。
iPhoneとAndroidで設定方法が異なるので、下記の動画を参考に設定してみましょう。
iPhoneの場合
Androidの場合
まとめ
格安SIMへの乗り換えは、手順は複雑そうだし面倒でなかなか手を出しづらいかと思います。
ですが、今回解説した乗り換え手順を見てわかる通り、自宅から一歩も出ることなく、すべてWebや電話での手続きだけ済ませることができます。
面倒でも最初の一度だけ乗り換え手順を実行するだけで、あとは何もしなくても毎月5,000円近くも節約することができるようになります。
乗り換え作業を始めるまでが一番のハードルなので、あまり複雑に考えずに始めてみてはいかがでしょうか。