【目指すべきなのは?】FIREの種類とおすすめのスタイルを紹介!
FIREにもいろいろあるみたいだけど、どんな種類があるのか知りたい。あと、自分がどのFIRE目指すのが良いのか参考にしたい。

そんな疑問にお答えします。

 

FIREムーブメントが流行り始めてから、様々なFIREのスタイルが確立されてきました。

ですが、流行り始めた故にたくさんの情報が錯綜しており、発信者によって言ってることが違ったり、どの情報が正しいのかわかりづらくなってきています。

そこで当記事では情報を整理して、FIREの種類と目指すべきスタイルについて解説していきます。

 

あなたが自分にあったFIREスタイルを確立するための一助になれば幸いです。

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FIREの種類

FIREは次の4種類に分類されています。

FIREの種類
  • Fat FIRE(ファット・ファイア)
  • Lean FIRE(リーン・ファイア)
  • Side FIRE(サイド・ファイア)
  • Barista FIRE(バリスタ・ファイア)

それぞれについて解説していきます。

Fat FIRE(ファット・ファイア)

Fat FIRE(ファット・ファイア)生活費をすべて資産収入で賄いつつ、生活レベルもリタイア前から下げないスタイルです。

「Fat」には「まるまると太った」「豊かな・肥沃な」というような意味がありますが、言葉の意味からも分かる通り、Fat FIREは最も贅沢なFIREのスタイルになります。

質素倹約でなるべく贅沢はしないというのがFIREの一般的なイメージかと思いますが、このスタイルでは節約はあまり意識しません。

当然生活費も高くなるので、FIREに必要な資産額は高くなります。

 

生活レベルを落とさずに自由な時間を手に入れられるので、最も理想的なFIREのスタイルです。

向いている人
  • 事業や資産運用に成功して潤沢な資産がある人
  • 高年収の職業についている人
  • 質素倹約してまでリタイアしたくはない人

Lean FIRE(リーン・ファイア)

Lean FIRE(リーン・ファイア)生活費を極限まで切り詰めて生活するスタイルです。

Leanという言葉には「体が引き締まった」「無駄がない」という意味があります。

4パーセントルールを基準にFIREに必要な金額を決める場合、年間の生活費が安ければ安いほど必要な金額も安くなります。

このスタイルは、生活レベルを下げてでも労働のストレスから解放されて、自分の時間を優先したいという人が多く選ぶ傾向にあります。

 

Lean FIREで失敗しないためには、支出を下げる工夫自体を楽しむことがコツです。

支出を下げるための節約や倹約を我慢することだと考えてしまうと、生活は辛く苦しいものになってしまいます。

節約をゲーム感覚で楽しむ工夫をしたり、『ヘドニック・トレッドミル現象』のような人間の脳がどのような時に幸福を感じるのかを科学的な視点で理解することで、お金がなくても幸福な人生を送れるようになります。

向いている人
  • 生活費を下げてでも早くリタイアしたい人
  • 節約や倹約する工夫自体を楽しめる人
  • お金を使う以外のことで幸福を感じることができる人

Side FIRE(サイド・ファイア)

Side FIRE(サイド・ファイア)金融資産からの収入をベースとしつつ、足りない分を自分の事業で稼いで補いながら生活をするスタイルです。

先に紹介した2つのFIREと違うのは、働くことを完全に辞めてはいないことです。

Fat FIREするほど資産はない、かといってLean FIREのように生活レベルを落としたくもない人が、自分の好きな仕事で好きな時に働いて稼ぐスタイルです。

働くといっても、金融資産からの収入がベースになるので、大金を稼ぐ必要はなく、足りない分だけを稼げれば十分です。

そのため、仕事の選択肢は広く、自分の好きな仕事で好きな時に働いて稼げるのがメリットです。

 

今のうちからSide FIRE後の稼ぎ方を考えて、可能であれば副業としてチャレンジしてみましょう。

Side FIRE達成のための資産形成を加速させつつ、Side FIRE後の収入源まで育てることができれば理想形です。

向いている人
  • Fat FIREするほど資産が多くない人
  • Lean FIREのように生活レベルを落としたくない人
  • 好きな仕事なら働くことが苦ではない人
  • 適度な労働を楽しみたい人

Barista FIRE(バリスタ・ファイア)

Barista FIRE(バリスタ・ファイア)金融資産からの収入をベースとしつつ、足りない分をフルタイムの仕事ではなく、パートやアルバイトなどで比較的短い時間で雇用されて稼ぐスタイルです。

カフェでコーヒーを淹れるバリスタのようにストレスなく仕事をすることをイメージして名付けられています。

先ほど紹介したSide FIREとの違いは、自分の事業で稼ぐのか、雇われなのかという部分になります。

Side FIREと同じく、足りない分だけを稼げれば十分なので、責任が軽い仕事や楽な仕事を選ぶことができます。

 

また、令和4年から短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用拡大の法改正が行われ、アルバイトやパートタイマーでも社会保険に加入しやすくなります。

出典:日本年金機構HP(https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2021/0219.html

適用条件を満たせば、厚生年金料・健康保険料の半額を会社が負担してくれるのは、自営業者では受けられない恩恵の一つです。

向いている人
  • Fat FIREするほど資産が多くない人
  • Lean FIREのように生活レベルを落としたくない人
  • 責任の軽い仕事・楽な仕事なら続けても良い人
  • FIRE後も社会との繋がりを保ちたい人

おすすめのFIREスタイル

今回は4種類のFIREを紹介しました。

その中でもおすすめなのが、Side FIREで自分の事業で稼ぎつつ、Fat FIREを目指すスタイルです。

自分の事業で金融資産からの収入で不足する分を補いつつ、事業を育てて収入をアップさせていき、最終的にFat FIREするというイメージです。

Barista FIREのようにパート・アルバイトで稼ぐのも一つの方法ですが、雇われ労働は自分が働ける時間分が稼げる上限になってしまいます。

一方で、Side FIREで自分のビジネスを成長させることができれば、収入は青天井になります。

 

もちろん、そんな簡単にうまくいく訳がありません。

ですが、リタイア後は自分自身で労働に充てる時間を決めることができますし、何より自分がやりたいことで稼ぐことができます。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉もありますが、得てして人は好きなものに対しては熱心に努力するので、成果が出る可能性も高くなります。

そのためには、FIRE後に取り組む事業を育てる必要がありますが、FIREしてから何をするのか決めるのでは、いささか計画性に欠けます。

Side FIREの説明でも触れた通り、FIREする前から副業として事業を育てておくと良いでしょう。

なしば
僕自身もこのスタイルを目指しています!

まとめ

今回は4種類のFIREについて紹介しました。

こんな記事を書いておいてなんですが、経済的に自立していて、リタイアしても不安なく生活していけるのであれば、それはFIREと言って良いと思います。

大切なことは、お金の不安から解放されて自由な生活を手に入れることなので、あまり細かいことに囚われず、自分のFIREスタイルを模索してみましょう。

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